湿疹ができやすい場所

湿疹は、おもに体のどの部位に多くみられるのでしょうか。湿疹は1度できると、なかなか治りにくく、ある部位に湿疹がみられると、体のあちこちにできることもあります。
湿疹は、とくに皮脂の分泌量が多い部位にできやすくなっています。

 

全身で皮脂の分泌量が多い部位と言えば、背中や首、胸、顔のお肌、頭皮などです。顔のお肌にはニキビ、そして背中にもニキビができるので、ニキビができる箇所は、湿疹が出る可能性も高いと考えてよいでしょう。
皮脂の分泌量が原因とみられる湿疹のことを脂漏性湿疹と呼び、初期の段階で赤い斑点がポツポツと出て、次第に粉をふいたようにみえることもあります。

 

髪の毛が抜けやすい人、脱毛や薄毛に悩む人は、もしかしたら頭皮に湿疹ができている可能性もあります。シャンプーなど丁寧にヘアケアをしていても、ふけがたくさん出る場合は、頭皮の湿疹の可能性がありますので、注意が必要です。

 

ふだんは衣服を着ていて、湿気がこもりやすいワキの下も湿疹ができやすいようです。とくに、夏の暑い時期は汗をかきやすくなり、ワキの下は温度と湿度が高くなっています。そして、摩擦を受けやすい箇所でもあるので、湿疹ができると、強いかゆみをともなうこともあります。

 

とくに、主婦の方は、手に湿疹ができやすくなりますので、注意が必要です。手の皮膚は、他の部位よりも皮脂の分泌量が少なく、乾燥しやすいので、皮膚のバリア機能が低下しやすいのです。とくに手のひらには、皮脂腺が存在していないため油分が不足しており、ハンドクリームなどで、油分を十分に補給しなければなりません。

 

ワキの下や背中に湿疹ができても、衣服で隠れているので目立つことはなくても、手に湿疹ができると目立ってしまい、ひびやあかぎれ、赤い斑点などができると、見た目にも気になるものです。ハンドクリームをつけても改善されない場合は、皮膚科専門医の診察と治療を早めに受けておきましょう。手は、ふだんからいろんな物を触っていて、雑菌が侵入しやすくなり、細菌による感染の可能性も出てきますので、早めにケアすることが肝心ですね。

 

意外に気づきにくいのが、足の裏の湿疹です。ふだんから足の裏を見ることはほとんどなく、なんとなくかゆいと思ってはいても、入浴して体をキレイに洗えば、かゆみがおさまることもあるので、見過ごしてしまいがちです。足の裏がかゆいと、もしかしたら水虫なのでは?と思うこともありますが、実は水虫と足の裏の湿疹は、症状が非常によく似ていて、なかなか判断がつきにくいようです。たかが足の裏のかゆみだからとほおっておくと、さらに悪化する可能性もあります。

 

かゆいのを我慢できずに、手の爪でかきむしると、雑菌が皮膚の内部にまで侵入することもあります。とくに、かゆみから膿に変化する場合は、じゅくじゅくして、細菌に感染することもあります。全身のかゆみや発疹、水泡などに気づいたら、早めに皮膚科専門医の診察を受けて、塗り薬を処方してもらうことです。